犬の診療について

 

現在日本ではイヌやネコは人間の大切な伴侶動物として生活してきました。人間に大切に飼育されるようになりまた医療の進歩により昔に比べて寿命も長くなっています。

犬の医療

現在日本ではイヌやネコは人間の大切な伴侶動物として生活してきました。人間に大切に飼育されるようになりまた医療の進歩により昔に比べて寿命も長くなっています。毎年ペットフード協会が発表しているペットの飼育頭数調査をみると最新のデータではイヌが705万頭猫が833万頭が飼育されていることがわかりました。犬の平均寿命は15.26歳といわれますが、肥満、心臓病、糖尿病、関節炎、膵炎、ガンなどの人間と同じような病気が増加してきています。医療も専門的な治療が必要になりあらゆる分野の専門医とのネットワークを駆使しよりよい治療を目指します。日進月歩の獣医学に遅れないよう積極的に学会、研修会に参加しております。お困りごとがあれば何なりとご相談ください。
 

PREVENTIVE CARE

予防診療項目

犬の混合ワクチン

予防期間

年1回

犬用ワクチンは、一度の接種で複数の病気を防ぐことができるように、混合ワクチンが一般的です。混合ワクチンに含まれる病気はどれも感染すると命に関わったり、伝染力が強かったりするものです。5種類から8種類のワクチンの混合ワクチンになっています。接種の間隔など獣医師とご相談をお願いします。
ワクチン接種後は、激しい運動や長時間の散歩は控えて安静に過ごしましょう。
また、まれにアレルギー反応を起こすことがあるので、動物病院があいている時間のできるだけ午前中の接種をおすすめします。接種後、顔がはれる。よだれをたらす。ふるえる、嘔吐するなど症状があればすぐ連絡してください。
 

費用は直接ご確認ください。

犬の混合ワクチンで予防できる病気

犬ジステンパーウイルス

呼吸器症状を主体に消化器症状、神経症状などを引き起こし人間のはしかのような症状を起こします。発症すると死に至ることも多いとされています。

犬パルボウイルス

特に子犬で激しい下痢や血便やおう吐を繰り返し突然死などもおこし死に至ることがある。

犬パラインフルエンザウイルス

人間の風邪様の呼吸器症状でケンネルカフの原因の一つ。

犬伝染性喉頭気管炎=犬アデノウイルスⅡ型

空咳が続き、パラインフルエンザと混合感染を起こすケンネルコフの原因の一つ。

犬伝染性肝炎=犬アデノウイルスⅠ型

発熱、元気消失、嘔吐、食欲不振、などを引きおこし急性肝炎で死亡する。

犬コロナウイルス感染症

下痢、嘔吐が主症状の病気でパルボとの混合感染で重症化する。

レプトスピラ感染症

不顕性感染のこともあるが、発症すると発熱、出血、黄疸、腎不全などが現れ人獣共通感染症(人間にもうつる病気)の一つ

犬のフィラリア

予防期間

5月〜12月

犬フィラリア症の原因は、犬の肺の血管や心臓に侵入して寄生する犬糸状虫が原因です。
犬フィラリアは蚊が吸血するときに体内に入り込み、感染した結果、全身の血液循環や呼吸器、肝臓、腎臓を傷つけて深刻な影響を与えます。最悪の場合は死に至ることもあり、犬の種類や年齢を問わず、感染するリスクがある病気です。
日本ではヒトスジシマカ、トウゴウヤブカ、アカイエカなどの蚊がフィラリアを媒介すると考えられています。
蚊が犬の血を吸血するときに、ミクロフィラリアが侵入します。犬の体内に入った幼虫は感染後しばらく皮膚の下や脂肪内を移動しやがて犬の血管内に入り心臓に到達します。
 

犬のフィラリア症予防

予防することのできる病気です。かわいい愛犬を犬フィラリア症から守りましょう。投薬は錠剤、スポット、最近はノミダニやお腹の中の腸に寄生する寄生虫にも同時にきくお薬が人気があり便利です。どれにするかは獣医師とご相談ください。

犬のノミ・ダニ

予防期間

通年

ノミは体長2mmの小さな昆虫です。光や二酸化炭素に反応して犬や猫の体に飛びつきます。犬猫にとってはかゆみのストレスを与え皮膚炎や重度に感染すると貧血を起こします。また、最近多い猫ノミは人間にも寄生しネコノミ刺症をおこしたり猫ひっかき病の原因になります。
マダニは草むらで動物やヒトがちかずくのをまっています。マダニは犬においては発熱、貧血、黄疸をおこすバベシア症という病気を引き起こしネコでは発熱、貧血、黄疸などを引き起こすヘモプラズマ症の原因になります。また近年人においても発熱、消化器症状などで死亡する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の原因になりますのでしっかり予防しましょう。
 

犬のノミ・ダニ予防

現在はオールインワンの内服薬を使用される人が多いですが、ノミダニだけの効果のあるスポットタイプ、ノミとフィラリア予防に効くスポット、などさまざまなお薬があります。獣医師と相談してください。

狂犬病ワクチン

予防期間

年1回

生後91日以上の飼い犬には、必ず狂犬病予防注射をすることが条例できまっています。
当院は神戸市獣医師会所属の動物病院です
神戸市獣医師会会員病院で狂犬病予防注射をされた場合は、これまでどおり、その場で狂犬病予防注射済票・鑑札をお渡しすることができます。

はじめて狂犬病の予防注射を打つ方

6,300円

追加接種で狂犬病注射を打つ方

3,300円

注)3月2日~3月31日の間は、年度の切り換わりの関係からできるだけ接種をさけていただくようお願いします。

 

狂犬病とは

 
狂犬病ウイルスによって発症する病気で狂犬病ウイルスに感染した犬や猫やこうもりなどの動物に咬まれると、唾液に含まれるウイルスが体に侵入し、約1~2ヵ月後(長いと数年)、怖水症(水を怖がる症状)錯乱、発狂など神経症状を起こし死亡します。
 
最初、咳や鼻、発熱などの感冒のような症状から、咬まれた部分の知覚異常、強い不安感、音や振動などに過敏に反応する神経過敏、何と言っているか判らなくなる見当識障害、幻覚、水を極端に恐れる恐水症状、風が吹くと過敏になる恐風症状が出て、全身まひ、こん睡となり、呼吸できなくなって死に至る病気です。発病から死亡まで2~6日と言われています。
 
予防は、危険な動物に近寄らない(咬まれない)ことです。
 
危険動物としては、イヌ、ネコはもちろん、アフリカではジャッカル、ヨーロッパではキツネ、北米ではコウモリ、アライグマ、スカンク、リス、キツネ、中南米ではコウモリ、コヨーテなどがあります。毛の生えた野生の動物が危険と思ってください。
 
日本では、犬に狂犬病ワクチンをして、予防できていますが、野生動物が増えると、その危険は増してくると考えられています。

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疾患・症例について


 

フォーゲル動物病院

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  • 6日は当院にカルテがある急患のみ午前9時から9時半で診察します。診察料に休診日診察料がかかります。継続治療、急患のみです。

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